取り扱い茶の種類

玉露

高級緑茶の代名詞、玉露。玉露は新芽が出始めか、茶摘みの3週間前頃から【日光を遮って栽培】したものです。
湯温50~60度程度の湯が適し、ゆっくりと(2分くらい)浸出させるのがポイントです。二煎目は、もう少し熱めのお湯で出し、さらりとした風味と美味しさの変化をお楽しみください。遮光率は70%前後から始め、茶摘み前には90%以上の遮光率で育てます。日光を遮ることで、茶に葉緑素が増し、鮮やかな緑色となります。
また特有の香味でテアニン(アミノ酸の一種,茶のうま味成分)が多いためまろやかな甘みが特徴です。
当店の玉露は京都宇治産の原料を加工し、おいしくしく召し上がっていただけますよう精選、ブレンドしております。

かぶせ茶

新芽が2~3枚開き始めたころ茶園に10日前後覆いをし、日光をさえぎって育てたお茶です。光を制限して新芽を育てることにより、渋みが少なく旨味成分アミノ酸(テアニン)が豊富な味で、水色もきれいな自然の緑色になります。玉露に近い味わいの高級茶です。
なかでも「琵琶湖かぶせ」は新芽の旨味とまろやかな自然の甘みでご好評いただいております。

煎茶

太陽の恵みをいっぱいに浴びて育った最もポピュラーなお茶。渋味・苦味成分のタンニンやカフェインを程よく含んだ、最も多く使われる緑茶です。中級以下の煎茶は90度程度の湯温で浸出されますとさっぱりとした渋みで
美味しく召し上がっていただけます。また上級の「朝宮煎茶」(100g1,000円)等では70度程度の湯温で2分くらい、旨味渋みの調和の取れた味わいとなります。
お湯の温度と茶葉の量でお好みの味わいや香りでお楽しみください。必ず最後の一滴まで注ぎきってください。こうすることで二煎目もおいしく出すことができます。
ニ煎目は一煎目より、熱めのお湯でサッと淹れるのがポイントです。

荒茶

製茶工場から仕上がった状態の大きな葉や茎、粉などが含まれた精選前のお茶です。煎茶などに比べ見た目は粗く不揃いですが、さわやかな香りと新茶時に
近い味わいが楽しめ、とてもお値打ちなお茶です。 当店では5月新茶より真空・冷蔵保存した荒茶一号、二号、三号をご用意。年間を通じてご用意しております。

茎茶 (かりがね)

荒茶を精選加工し煎茶、かぶせ茶等に仕上る際の製造工程で出る、新芽の「茎」を選別したもので、やさしい味わいと香りのお茶です。もともとは
お茶の選別で出る「出物」として副産物の扱いでしたが、現在では非常に人気の高いお茶のひとつです。
当店では独自のブレンド技術によるまろやかな味わいの「かりがね」を幅広く取り揃え、大変ご好評いただいております。

芽茶 (じん粉)

「芽茶」とは、新芽の一番小さな部分が製茶の際に小さな粒状になったもので、『ジン粉』とも言います。
 非常に細かいお茶ですから、粉茶と見間違えますが、粉茶はお茶の仕上げ加工で砕けた、茶葉の細かい部分。
「芽茶」は小さな新芽に、うまみ成分が凝縮されているので、お茶の「旨み、こく」が違う稀少で通好みのお茶です 。

番茶

一般的には一番茶の若芽を摘みとった後の遅れ芽を摘採したものを指しますが、春の彼岸の頃に茶園をきれいに整えるため刈り採った「春番茶」や秋に刈り取った「秋番茶」を軽く揉んだだけで強火で仕上げた近江独特の「赤ちゃん番茶」などがあります。
秋摘み「赤ちゃん番茶」には血糖値降下作用があるといわれる「ポリサッカライド」が豊富に含まれるとされ、その製法からカフェイン、タンニンも気にせずお楽しみいただけます。南製茶でもリーフタイプ、ティーバックタイプをご用意し、赤ちゃんからお年寄りまで大人気のお番茶です。

玄米茶

蒸した玄米を炒り、これに番茶や煎茶などをほぼ同量の割合で加えたお茶が「玄米茶」となります。炒り玄米の香ばしさと番茶や煎茶のさっぱりとした味わいが楽しめます。
玄米を配合していることで、お茶の使用量が少なくなることから、カフェインが少なく、お子さまやお年寄りの方にもお勧めできる香りを楽しむお茶です。また、当店では近江のコシヒカリ米をふっくら炒り上げ、人気のかりがねと配合した「かりがね玄米茶」や「近江のこしひかり玄米茶」をご用意、ご好評いただいております。

ほうじ茶

煎茶、番茶、茎茶などを約200度の高温でキツネ色になるまで強火で炒って(焙じて)香ばしさを引き出したお茶のことです。焙じることによりカフェインが昇華(固体から気体に直接変化する現象)して、香ばしさとすっきりとした軽い味が楽しめます。なかでも当店の「かりがねほうじ茶」は高い香りとやさしい味わいでご好評いただいております。

粉茶

お茶の仕上工程で出る粉です。粉茶としての販売はもちろん、各種ティーバックの原料としても重宝します。
粉茶は茶漉しを使うなど面倒な一面もありますが、お茶の有効成分(カテキン、各種ビタミン等)を有効に摂取出来、手軽で経済的なお茶としても注目されています。

抹茶、粉末茶

抹茶は玉露と同じ手間ひまのかかる栽培方法で育てた茶葉を蒸した後揉まずに乾燥、細かく刻んで石臼で挽いたものです。
鮮やかな緑と深い味わいは心休まる一時を演出します。近年はより簡易な方法でも製造され、抹茶スイーツやお料理にも積極的に活用されます。当店でも泡立つ抹茶オーレ、ほうじ茶オーレ等、ティータイムを彩る新商品が人気です。
また粉末茶は通常の煎茶等を微粉末にしたもので、茶葉の栄養成分をまるごと摂取できます。

ティーバッグ

煎茶やほうじ茶等を紙またはナイロンメッシュの袋にパックしたもので、手軽で後処理も簡単でいろいろな場面で使われます。
用途により業務用の大容量からワンカップのテトラパックまで幅広くご用意、煎茶、ほうじ茶、玄米茶をはじめ人気の和紅茶等もご用意しております。

お茶の贈りもの

南製茶では袋詰め、缶入り等ご予算に応じた数々の贈答品をご用意しております。
御歳暮、お中元はもちろん、内祝、仏事供養品等幅広く取り揃えご用命をお待ちしております。
何なりとお申し付けくださいませ。